シャッタースピードで海の色を変えよう|アカホシカクレエビ1

皆さん、シャッタースピードを使いこなせていますか?

  • 水中写真初心者の方
  • 今よりも、1ランク上の素敵な写真を撮りたいな~と思っている方
  • シャッタースピードの使い分けが分からない方

そんな方々へ、
シャッタースピードを変える事で、簡単に水中写真を変化させる事が出来るポイントをお伝えしたいと思います。


また、以前に「背景も気にして撮ってみよう♪」というテーマをupしています。
同じ背景の話なので、ぜひご一読下さい。


シャッタースピードとは?

シャッタースピードの一例です。

速い 1/160(160秒分の1) 暗め
↑ 1/100(100分の1) ↑
1/60(60秒分の1)
↓ 1/8(8秒分の1) ↓
遅い “0.8(0.8秒) 明るめ

シャッタースピードとは、シャッターが閉じるまでの時間です。
素速くシャッターが閉じれば、写真に光を取り込む時間が短いので、暗めの写真になります。
反対に、ゆっくりシャッターが閉じれば、明るめの写真になります。

コンデジでも、シャッタースピード優先「S」「Tv」があるカメラをお持ちの方は、ぜひこのモードを使って撮影してみて下さい。


シャッタースピードを変える事で雰囲気の違う写真を撮る事が出来ます♪

シャッタースピードで海の色を変えよう|アカホシカクレエビ2

2枚の写真を見比べると、背景の海の色の違いが分かると思います。
どちらの雰囲気がお好みでしょうか?

黒バックでクールに撮りたい方は、速いシャッタースピードで撮ってみましょう。
海を水色で撮りたい方は、遅めのシャッタースピードに設定してみて下さい。
こんな風に、シャッタースピードを変える事により、ご自身の撮りたい雰囲気の写真に近づけて行きましょう♪


手ぶれ?意図すればスローシャッター!

最後は「手ぶれ」と「スローシャッター」です。
手ぶれとは、被写体が動いていないのに、カメラを持つ手が動いてしまい、ピントのぼけた写真に撮れてしまう事。

水中写真を撮る際、1/60秒より遅いシャッタースピードだと手ぶれが起こりやすい、と聞きます。
ダイバーは水中の流れやウネリにより手元はもとより、身体も不安定です。
水中写真初心者はなおさらです。
手ぶれ防止策は、カメラ・身体を固定してシャッターを切る、シャッタースピードを速くするなどです。

また、あえて1/30秒位までゆっくりにすると、例えばキンギョハナダイがヒラリと身体を翻した雰囲気が写ったりします。
「スローシャッター」です。
意図しないブレは失敗作ですが、狙って撮れば躍動感のある写真になります。
難しいですが、いつかチャレンジしてみて下さいね。


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【Author】小池 智子 Lucy Tomoko Koike
伊豆・千葉を中心にインストラクターとしてガイドをする一方で、日本やアジアの海を潜って、表情豊かな水中生物を切り撮っています。犬とチーズが大好きです♡